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プカロンガン産の花柄バティック

今日は朝から打ち合わせが3本、午後にはクライアントとの電話会議が2件も入っていたので、気づけばもう夜だった。
こういう日には、家に帰ってから自分の時間を大事にしたくなる。
私は広告代理店で働いているけど、普段の忙しさを忘れさせてくれるのが、異国の布を眺めたり、触ったりする時間だ。
特に、最近ハマっているのが「バティック」というインドネシアの伝統的な染め布。
初めてバティックに出会ったのは、去年の秋、友達に誘われて行ったアジアン雑貨の展示会だった。
そのときはまだ、バティックがどんなものなのか全く知らなくて、ただ綺麗な布だなと。
でも、展示会で手に取った一枚の布が忘れられなくて、後で調べたらそれがバティックだった。
その布には細かい花模様が描かれていて、色合いも素朴でありながら華やかで、どこかエキゾチックな魅力があって。
調べていくうちに、バティックがインドネシアの伝統技術を使って作られたものだと知り、ますます興味を持つように。
インドネシアにはさまざまな種類のバティックがあって、そのデザインや技法も地域ごとに違うらしい。
例えば、ジャワ島のプカロンガンという街では、特に花柄を中心とした「花更紗」模様のバティックが有名で。
プカロンガン産のバティックは色彩豊かで、繊細な花のモチーフが特徴。
プカロンガン産の花柄バティックは、華やかなデザインとともに、どこか温かみを感じさせる。
私も一枚、プカロンガンのバティックを持っていて、時々それを広げて眺める。
その瞬間、まるでインドネシアの湿気と香りを感じるようで、仕事で疲れた心がふっと軽くなる♪
このバティックは、たまたまオンラインで見つけて購入したんだけど、届いたときは本当に感動!!
想像以上に鮮やかで、細部まで丁寧に作られているのがよくわかる。
バティックは染める際にろうけつ染めという技法を使うことが多く、これがまたその布に独特の質感と美しさを与えている。
しかも、一本一本手作業で描かれる模様は、機械で作られたものとは違う温かさがある。
今では、インドネシアのバティックだけでなく、他の国の布にも興味が広がってきた。
例えば、タイのシルクやインドのカンタ刺繍、アフリカのカンガ布なんかもすごく魅力的。
その土地ごとの文化や歴史が染み込んでいる布を見ると、単なる「物」ではなく、その背景にあるストーリーを感じられるから不思議だ。
だから、布をコレクションしていくのは、私にとって一種の旅みたいなものなんだと思う。
もちろん、現地に行ければもっと素敵だけど、忙しい仕事の合間ではなかなか難しい。
でも、こうして異国の布に触れることで、日常の中でも小さな異国の風を感じられるのが嬉しい。
特に、バティックを手に取ると、まるで自分がインドネシアの街角を歩いているような感覚になる。
香辛料の香りが漂う市場や、カラフルな布が風に揺れる姿を想像しながら、しばし夢見心地で過ごすのが私のリラックスタイムだ。
明日はまた忙しい一日が待っているけど、バティックがあれば、ちょっとした逃避ができる。
この小さな贅沢が、私の仕事の日常に欠かせない楽しみになっている♪