病院で終末期の方たちのケアをしました。排泄、入浴、お返事がなくとも話しかけて普通に接していました。胃ろうで食事をされている方も多かったです。
ただ、体が動くうちに行きたいところは行く、やりたいことはやる、とプライベートの時間の使い方に貪欲になりました。介護美容研究所
障害一級を持つ方々のケアをした時はまた違う印象を受けました。
障害のある人、ない人、白か黒、という考え方がありましたが、皆さんのお話を聞いていると、誰もがある日突然オセロの駒のようにひっくり返されるものだと実感しました。もう呆けてしまった方の昔の手記など読んでいると特に思います。医療ミスで動けなくなった、血圧の加減で失明した、さまざまな方がいらっしゃいました。普通にできることがどんなに貴重か、仕事を通じて痛感しています。